留学のトラブルの多くは、能力不足ではなく情報の欠落で起きます。
- 教授が急死して授業がなくなり、単位不足でビザ失効の危機
- 生活費を浮かせようとしたバイトで、強制送還
- 州を間違えて、専攻変更ができなくなる
- 2ヶ月で150万円のフライト訓練費を請求される
これらは「運が悪かった」では済まされません。
でも、事前に構造を知っていれば、回避できるトラブルでもあります。
この記事は、アメリカ・テネシー州の大学でパイロットを専攻する4年生、こうきさんへのインタビューをもとに構成しています。
彼の留学は「計画通り」とは程遠く、3度の想定外を経験してきました。
- シドニー留学がコロナでキャンセル
- 日本の大学に進学したが、環境が合わずに退学
- ビジネス専攻でアメリカに渡り、途中でパイロットに転向
それでも今、彼は4年制大学に特待生として編入し、座学の授業料は免除されています。
なぜ、計画が崩れても前に進めたのか?
なぜ、2ヶ月で150万円の請求を受けても破産しなかったのか?
そこには、「事前に知っていれば回避できた判断ミス」と、「危機を乗り越えるための具体的な生存戦略」がありました。
この記事で分かること
この記事では、こうきさんが4年間で直面し、乗り越えてきたお金・生活・進路のリアルを、時系列に沿って整理しています。
第1章:渡航前にやるべきこと
- 渡航前は何をした?——「英語」より先にやっていたこと
- 英語はどう勉強した?——TOEFL対策と、それ以上に意識したこと
- コミカレはどう選んだ?——条件を3つ決めたら1校に絞れた
- 親にはどう説明した?——「いいんじゃない」と言われた理由
第2章:お金の生存戦略
- 月いくらかかる?——生活費の内訳を公開
- 奨学金、どうやって取った?——「学校内」を狙う理由
- バイトはできる?——合法ラインと強制送還のリスク
- 銀行・カード・送金——最初につまずく実務の全体像
第3章:4年制大学への編入
- 4年制はどう選んだ?——5校→1校に絞ったプロセス
- エッセイは何を書いた?——「不利」を「ストーリー」に変えた方法
第4章:現地での生活と人間関係
- 住居はどう探す?——寮→シェアハウスの流れ
- 友達はできる?——到着初日にやったこと
- 辛いときはどうした?——一番きつかった時期と乗り越え方
- 授業についていける?——英語力より先に見ていたもの
第5章:知らないと詰む地雷
- 進学が止まるリスク(地雷①〜④)
- 生活の質が削られるリスク(地雷⑤〜⑦)
- トラブルが起きたら?——誰も代わりにやってくれない現実
第6章:卒業後のキャリア
- 卒業後はどうする?——キャリアを「一本に絞らない」理由
この記事は、パイロット専攻という「最もお金がかかり、手続きが複雑な環境」の記録ですが、奨学金の取り方や生活費の管理、大学選びの基準など、専攻を問わず全ての留学生に共通する「生存戦略」でもあります。
留学を「行き当たりばったり」にしないために。
事前に知っておくべきことを、ここから整理していきます。
