「顔に出てたから、やばいみたいな感じで笑」
ご両親との会話を思い出しながら、そう話してくれました。「お金の心配はしなくていいよ」。そう言ってくれたご両親の表情には、別の何かが浮かんでいたそうです。
留学には想像以上にお金がかかります。1年目の寮生活で毎月支払っていた金額を聞いたとき、正直驚きました。2年目からは節約を意識して生活しているそうですが、それでも日本での一人暮らしとは比べものにならない。JASSO奨学金を獲得できたことは大きかった。ただ、「足りませんでした」と話してくれました。
では、どれくらい足りなかったのか。その差額を、どうやって埋めたのでしょうか。ご両親はどう関わったのか。そして、あの「やばい」という表情は、いつ消えたのか。
今回お話を聞いたのは、公立高校のIBコースからブリティッシュコロンビア大学(UBC)の森林・環境管理学部に進学した小林千里さんです。
小林千里さん
「自分で決めて、自分で動く」
- ルート: 公立高校IB → UBC森林科学部
- 部活: 陸上部、高3夏まで継続
- 準備: エージェントなし、自力で調査
- 進路: 環境コンサルティングに興味
小林さんは、エージェントを使わず自力で留学準備を進めました。情報収集から出願書類の作成、JASSO奨学金への応募まで、全て自分で調べて対応したそうです。高校3年生の6月に部活を引退してから、約4ヶ月という短い期間で準備を終えたと振り返ります。
留学が決まってからも、現実と向き合う日々が続きました。実際に生活してみて初めて分かる費用のこと。住居探しで経験したトラブル。友達との会話についていけなかった時期。授業後に先生のところへ駆け込んだこと。小林さんは、そういった日常の葛藤についても丁寧に話してくれました。
この記事では、以下のような小林さんの経験を扱っています。
- 高2の3月にTOEFLを受けた理由
- スピーキング19点で停滞した理由
- 先生に助けを求めるまでの葛藤
- TOEFL受験料は総額いくらだったか
- TOEFLとIELTS、どちらを選ぶべきか
- JASSO準備と大学出願の同時進行
- エッセイ添削で何度も聞かれたこと
- 寮生活で月30万円かかった内訳
- 2年目の生活費を17万円に抑える工夫
- JASSO奨学金で足りなかった金額
- オーナーの都合で突然の退去命令
- バイトで稼いだ金額と見つけ方
- 授業についていくためにやったこと
- IB勉強法がライティング対策に活きた理由
- 親の顔に出ていた費用への不安
- カナダで驚いた文化の違いと自分の変化
- もっと早く人に頼ればよかった理由
