海外大学への進学が決まったときに最初に考えたのは、学費や生活費の支払い、親からの仕送り、奨学金の受け取りをどう安全に・効率よく管理するかでした。
結論、僕は留学先に現金をほとんど持っていきませんでした。
出発前は少し不安もありましたが、半年間この方法で過ごして、一度も困ったことはありません。今では正しい判断だったと確信しています。
僕が現金をほとんど持っていかなかった3つの理由
紛失・盗難のリスクが高い
現金を多く持ち歩くのは不安でした。万一落としたり盗まれたりしても、現金は戻ってきません。現金依存を減らす=リスクを減らすという発想です。
両替の手数料が意外に高い
空港や銀行の両替は、表示レートに手数料が上乗せされていることが多く、10万円を両替すると2,000〜4,000円ほど損をする計算になります。少額のつもりでも、積み重なると大きな差になります。
キャッシュレス決済が想像以上に進んでいた
僕の留学先は想像以上にキャッシュレスが進んでいて、大学のカフェ、スーパー、公共交通までキャッシュレス決済でOK。必要なときだけATMで少額の現金を用意すれば十分という判断になりました。
実際、現金を使うのは月に5回程度、1回500円くらいです。
留学前に準備した2つのサービス
現金の代わりに用意したのがWise(ワイズ)とRevolut(レボリュート)という2つの海外送金・決済サービスです。
どちらもアプリで口座管理ができ、デビットカードで現地通貨の支払い・ATM引き出しができます。海外の企業ですが、日本では正式に金融庁の登録を受けて運営されているので安心して利用できます。


Wiseを使ってみて感じた5つのメリット
半年間実際に使ってみて、「これは本当に便利だな」と感じたポイントをまとめます。
送金手数料が圧倒的に安い
これが一番大きなメリットです。
実際の送金コスト(10万円を送金した場合)
- 銀行の海外送金
-
手数料 約4,000〜6,000円
- Wise
-
手数料 約600〜800円
月に10万円送金する場合、年間で約4〜6万円の差が出ます。
実際に僕の友人で、Wiseを作らずに留学した人が何人もいました。でも、海外に来てから銀行送金の手数料の高さに気づいて、現地でWiseのアカウントを作っている人を何人も見ました。
着金が早い
銀行送金だと3〜5営業日かかるところ、Wiseは遅くても翌日には振り込まれます。「お金が足りなくなりそう」という場面でも、すぐに補充できるので安心感が全然違います。
履歴が2つの通貨で見られる
Wiseの履歴画面では、使った金額が「現地通貨」と「日本円」の両方で表示されます。「今月いくら使ったか」を日本円換算で把握できるので、予算管理がしやすいです。
デビットカードだから使いすぎない
クレジットカードと違って、チャージした分しか使えないのが逆にメリットです。初めての海外、初めての一人暮らしで、お金の使い方をちゃんと学べています。
現金が必要なときもATMで引き出せる
後ほど詳細を書きますが、現金が必要な場面は意外とあります。そんなとき、WiseカードでATMから現金を引き出せるのはとても便利です。
僕は月に1回、2,000円程度を引き出しています。
Revolutも持っているけど、正直まだ活躍していない
実は僕、Wise以外にRevolut(レボリュート)も持っています。理由は「万が一Wiseが使えなくなったとき用の保険」です。
ただ、正直に言うと、半年間でRevolutが活躍した場面はまだありません。
とはいえ、「カードを紛失したとき」「システム障害で使えなくなったとき」のことを考えると、2枚目のカードがあることの安心感はあります。
「絶対に2枚必要」とは言えませんが、念のため持っておくのはアリだと思います。
毎月必要な分だけ入金する運用のメリット
僕は基本的に、日本の口座から毎月必要な分だけをWiseに入金しています。
まとめて送金した方が手間も少なくていいのですが、僕はあえて毎月少しずつ送る方法を選んでいます。その理由は3つあります。
リスク分散
システム障害やカードトラブルがあっても、全財産を1か所に置かないことでダメージを最小限にできます。
使いすぎ防止
残高を毎月区切ることで、「今月はあといくら使えるか」が見えて自然と支出をコントロールできます。これが最大のメリットに感じています。
実際、留学1ヶ月目は現地通貨の感覚がつかめず、予算を少しオーバーしてしまいました。2ヶ月目からは毎月の上限を意識することで、予算内に収まるようになりました。
為替変動への対応
一度に大金を両替せず、時間分散することで極端なレートの当たり外れをならせると考えています。
僕の実際の送金・管理の流れ
僕の場合は、だいたい次のような手順で管理しています。
- 月初にその月の必要額をざっくり計算(基本は定額)
- 日本の銀行口座→Wiseにチャージ
- Wise内で必要通貨へ両替
- 生活費は主にWiseカードで決済
- 現金が必要なときはATMで少額引き出し
この流れで、留学生活のほとんどの支払いをカバーできています。


実際に現金が必要だった場面
「ほぼキャッシュレス」と言っても、現金が必要な場面もあって、僕が実際に現金を使ったのは以下の時です。
- 電子決済の残高が足りなかったとき
Wiseの残高を使い切ってしまって、すぐにチャージできない場面で現金を使いました。 - 洗濯機のチャージ
大学の寮の洗濯機は、専用カードに現金でチャージする方式でした。カード決済はできません。 - バス
僕の留学先のバスは、Suicaのような電子マネーカードか現金払いのみ。Wiseなどのデビットカードやクレジットカードでは払えません。
電子マネーカードを持っていないので、バスに乗るときは現金を使っています。
こんな場面があるので、現金もある程度(月2,000円程度)は持っておくようにしています。
実際に困ったこと・注意点
- 大学のカフェテリア(学食)がカード払い非対応
最初の頃、カフェテリアでカード払いができなくて困りました。現金で払っていましたが、面倒だったので今はPayPayのようなアプリを使っています。 - ATM手数料がかかる場合がある
Wiseは月2回まで無料、3回目以降は1回あたり約200円の手数料がかかります。僕は月1回しか引き出さないので、手数料はかかっていません。 - 最初の1ヶ月は現地通貨の感覚がつかめない
日本円換算で考えてしまい、予算を少しオーバーしてしまいました。2ヶ月目からは慣れて、予算内に収まるようになりました。
正直、「Wiseだから困った」という場面はほとんどありませんでした。
親からの仕送りもWise/Revolutで十分対応できる
周りでも定期仕送りをしている友人は多いですが、WiseやRevolutを使うと手数料と手間を大幅に削減できます。
- 銀行の海外送金
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手数料 約4,000〜6,000円
- Wise
-
手数料 約600〜800円
親の負担も軽くなり、僕も安心して受け取れるので、一石二鳥です。家族カード(サブカード)を持ってくる友人もいますが、自分名義の口座+上限管理のほうが僕には合っていました。
こんな人におすすめしたい
僕の経験から、WiseとRevolutを使った送金・決済方法は、こんな人に特におすすめです。
留学期間が1年以上の長期留学生
毎月の生活費管理が重要になる長期留学では、アプリで簡単に残高確認や送金ができるこの方法が便利です。
予算管理をしっかりしたい人
チャージした分しか使えないので、使いすぎを防げます。親からの仕送りを受けている場合でも、毎月の予算内で生活する習慣が身につきます。
キャッシュレス決済が普及している国への留学生
欧米、オーストラリア、シンガポールなど、キャッシュレスが進んでいる国では特に使い勝手が良いと思います。
現金を多く持ち歩くことに不安がある人
紛失や盗難のリスクを最小限に抑えたい方には、デジタルでの管理がおすすめです。
親が定期的に仕送りをする予定の人
銀行の海外送金と比べて手数料が安く、手続きも簡単なので、親の負担も軽減できます。


留学前に必ずやっておくべき準備
渡航の最低でも1ヶ月前には、WiseかRevolutのアカウントを開設して、少額でいいので実際に使ってみることをおすすめします。
カード到着には時間がかかる
カードを申し込む場合、到着まで時間がかかるので余裕を持ったスケジュールでしておくと安心です。
少額でテスト運用してみる
1000円など少額で「入金→両替→カード決済/ATM引き出し」を一周テストしておくことをお勧めします。
現地に着いてから手探りになるより、日本にいるうちに一通り手順を掴んでおくと安心感が全然違います。僕も出発前にテスト運用をして、このおかげで到着初日から迷わずに使えました。
留学のお金管理は「安全」と「計画性」が鍵
留学では、まず勉強より先に生活の基盤を整えることが大切だと実感しています。お金の管理に不安がないことで、日常のストレスが減って学びや挑戦に集中できると思っています。
- 現金をほとんど持たなくても困らなかった
- Wiseがあれば基本的に問題ない
(Revolutは保険として持っている) - 毎月送金で予算管理が自然にできた
- 銀行送金と比べて節約できた
- 着金が早いので、急にお金が必要になっても安心



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